「ワカサギ釣り」って、どんなの?
初めてでも手軽に遊べ、食べても美味とあって大人気のワカサギ釣り。各地の湖で、秋から翌春にかけてロングシーズンで楽しめます。入門者も手軽に遊べるドーム船や桟橋、ボート釣りのほか、真冬は氷上の穴釣りも人気。ここで基本ノウハウを覚えて、ぜひチャレンジしてみましょう!
ワカサギ釣り
湖などで手軽に楽しめるワカサギ釣り。小さな道具を使って極小のアタリを取る、独特なスタイルです。竿先に出るかすかな動きに集中しましょう。
●釣れるお魚たち
ワカサギ
●釣れる場所
全国各地の湖で楽しめるワカサギ釣り。シーズンは9月~翌3月頃で、地域によっては6月まで続きます。ドーム船や桟橋、ボート釣りがメインで、湖面が凍結する厳寒期は氷上の穴釣りが楽しめます。
ドーム船
屋根の付いた船で、暖房が効いているので快適に釣りが楽しめます。
桟橋
足場がよいのでファミリーでも手軽に楽しめ、深場の魚も狙えます。
ボート
好みの場所までボートをこいでから釣ります。沖の深場も探れます。
氷上
湖面の氷に穴を開けて釣ります。最も広く知られるスタイルです。
●釣り方
釣りエサの使い方
寄せるエサ
寄せエサにハリを刺し、くびれの部分をハサミなどでカットします。
くわせるエサ
ハリ先が出るように付けましょう。
仕掛けの落とし方
リールのクラッチを解除して仕掛けを底まで落としたら、糸を10cmほど巻きます。
誘い方
竿先を10cmほどの幅で持ち上げ、元に戻します。これを3回ほど繰り返して誘います。
アワセ方
さかなのアタリ
竿先がピクピクと動いたら魚が掛かった合図です。
竿先がピクピクと動いたら手首のスナップをつかい、すばやく竿先を上げましょう。
仕掛けの落とし方
リールのクラッチを解除して仕掛けを底まで落としたら、糸を10cmほど巻きます。
誘い方
竿先を10cmほどの幅で持ち上げ、元に戻します。これを3回ほど繰り返して誘います。
アワセ方
竿先がピクピクと動いたら手首のスナップをつかい、すばやく竿先を上げましょう。
さかなのアタリ
竿先がピクピクと動いたら魚が掛かった合図です。
仕掛けの落とし方
リールのクラッチを解除して仕掛けを底まで落としたら、糸を10cmほど巻きます。
誘い方
竿先を10cmほどの幅で持ち上げ、元に戻します。これを3回ほど繰り返して誘います。
アワセ方
竿先がピクピクと動いたら手首のスナップをつかい、すばやく竿先を上げましょう。
さかなのアタリ
竿先がピクピクと動いたら魚が掛かった合図です。
●必要な道具例チェックリスト
釣り道具・釣り用品
用品
※あると便利なもの
●仕掛け例
糸の結び方例
釣り場ですぐできるように、糸の結び方を練習しましょう。
道糸とヨリモドシの結び方例
※ハリスとヨリモドシも同様
●釣りエサの使い方
寄せるエサ
「寄せっコ」をひとつ取り出し、とがっている方をハリに刺します。
くびれの部分をハサミなどでカットします。
切り口からエキスが溶出。中身がなくなったら取り替えます。
「寄せっコ」をひとつ取り出し、とがっている方をハリに刺します。
くびれの部分をハサミなどでカットします。
切り口からエキスが溶出。中身がなくなったら取り替えます。
くわせるエサ
分包をひとつ取り出し、テープをはがします。
スポンジシートの台紙をはがし、1mmほど内側にずらして分包を貼り付けます。
切り込み部分にエサを寄せて押し出し、ひっかけるようにハリに付けます。
分包をひとつ取り出し、テープをはがします。
スポンジシートの台紙をはがし、1mmほど内側にずらして分包を貼り付けます。
切り込み部分にエサを寄せて押し出し、ひっかけるようにハリに付けます。
※釣り場はきれいに、自然を守りましょう。※釣り場の禁止事項を守りましょう。
ワカサギ釣りには、大きく分けてドーム船、ボート、桟橋、氷上があります。
初めて挑戦するなら、断然おすすめしたいのがドーム船。屋根付きで室内は暖房が効いているので、寒い時期も快適そのもの。また、電子レンジや給湯用のポットが完備されている船も多くあります。
もちろん釣れるポイントに案内してもらえるし、わからないことがあっても、船長やスタッフが優しくアドバイスしてくれます。
というわけで、今回はワカサギ釣り入門の第一歩として、ドーム船の釣りを中心にお話を進めていきましょう。
まずは仕掛けの準備から。ワカサギの仕掛けはハリがたくさん付いているので、手足や服などへ引っかけないように注意しましょう。
一番上のハリには寄せるエサ、それ以外のハリにくわせるエサをセット。これで準備は完了です。
ドーム船のシステムは?
ドーム船でワカサギ釣りをするときは、事前にボート店へ予約を入れておきましょう。特に土日は満席になることが多いため、早めに予約を入れたほうが安心。予約は電話かホームページでできるので、ボート店に確認しましょう。
道具の用意はどうする?
初めてドーム船に乗るなら、手ぶらで行っても大丈夫。ボート店にレンタルタックルが用意されています(有料)。もちろん、自分で用意したものを持ち込んでもOK。道具は複数持ち込めますが、船が混雑しているときは使用が1本に限られることがあります。乗船時に確認しておきましょう。
船がポイントに着き、船長から合図があったら釣り開始です。仕掛けを真下に沈めていきましょう。そのまま水底まで沈めたら、糸を10cmほど巻き上げます。
ここまでできたら、いよいよ誘いをスタート。竿先を上げて元に戻す動作を繰り返したら、ピタッと止めてアタリを待ちます。竿先をよく見て、ピクピクと動いたらそれがアタリ。竿をすばやく持ち上げてアワセを入れましょう。
ワカサギは、このアタリがとても微妙。最初のうちは魚が掛かったのか、船の揺れなのか、わからないかもしれません。とりあえず、竿先が少しでも動いたらアワセてみましょう。
魚が掛かったら一定のペースで糸を巻き、手元まで寄せたらフィニッシュです。
最初は5本バリで始めよう
仕掛けを自分で用意する場合、最初はハリが5本付いたものがおすすめ。ハリが多いほど釣れる確率が上がるように思えるけど、慣れないうちはからんだりハリが引っかかったりと扱いが難しいもの。まずは5本から始めて、使い慣れてから増やせば充分です。
まずは底取りが第一歩
ワカサギ釣りでは水底を探るのが基本。仕掛けを投入したら、必ずオモリを着底させましょう。このとき、竿先の動きに注目。仕掛けが落ちていく間は、オモリの重みによって竿先が曲がった状態。オモリが着底すると、フッと真っすぐになります。これを見逃さないように、よ~く見ておきましょう。
しばらく誘いを続けてもアタリがないときは、仕掛けがワカサギのいるタナ(水深)に合っていないことが考えられます。最初に探ったタナから10cmほどの間隔で徐々に上げながら、誘いを繰り返しましょう。ワカサギは群れで回遊しているので、そのタナに合えば立て続けに釣れるチャンス。探ってもわからないときは、船長やスタッフに聞けばアドバイスがもらえるはずです。
仕掛けを沈めるたびにアタリが続くようなら、しばらく待ってからアワセてみましょう。複数のハリにもワカサギが掛かり、“多点掛け”に持ち込めることがあります。慣れてきたら、試してみてくださいね。
誘ったらピタッと止めて待つ
ワカサギを誘うときは、竿先を約10cmの幅で持ち上げて戻します。これを3回ほど繰り返したらリールを置き、竿先をピタッと止めましょう。これでワカサギに食いつくタイミングを作り、竿先が動いたらアワセを入れます。
釣れたタナを重点的に探ろう
アタリがあったりワカサギが釣れたときは、同じタナをしばらく探ってみましょう。群れで行動するので、再び釣れる可能性が大。また、上下のどのハリに掛かったのかもチェック。上のハリばかりに多く掛かるようなら、タナを少し上げてみると効果的です。
氷上の穴釣りも楽しめる
湖面が凍る真冬は、氷上に乗っての穴釣りが楽しめます。氷に開けた穴に仕掛けを落として釣る独特のスタイルで、知っている人も多いのでは。ただ、寒さが厳しく色々な装備も必要なので、ドーム船の釣りを経験してから挑戦してはいかが?
たくさん釣るなら置き竿はNG
ワカサギの食いがいいときは、仕掛けを投入したまま放っておいても釣れちゃいます。でも、よりたくさん釣るなら、タナを変えたり誘い方をアレンジしたりと、こまめに動かしたほうが有利。あの手この手で食わせるのも、楽しみのひとつですよ。
釣れたお魚の持ち帰り方
釣れたワカサギを持ち帰るときは、チャック付きのビニール袋があると便利。水をよく切ってから魚を入れ、氷や保冷材の入ったクーラーボックスで冷やせば新鮮な状態を保てます。また、クーラーボックスにニオイがつかないのもメリットです。
暖かく快適で、お手軽に楽しめるドーム船のワカサギ釣り。釣りが初めてという方や、ファミリーフィッシングにもぴったりです。
竿先の小さな動きに集中して、見事ヒットすればハマること間違いなし。釣り上げたワカサギは唐揚げや天ぷらをはじめ、食べても極上の味です。
まだ経験のない方は、ぜひ挑戦してみてくださいね。
ワカサギ釣りのエサと使い分け
ワカサギ釣りでは一般的に虫エサを使いますが、苦手な人でも扱いやすいのが人工エサ。虫エサと違って動かないので、エサ付けがラクラク。寄せるエサとくわせるエサを併せて使うことで、釣果アップが期待できます。
寄せるエサ
ワカサギが好むエキスを濃縮した魚型のカプセル。くびれをカットすると集魚成分が溶け出し、回遊してくる群れを足止めします。使うときは一番上のハリにセット。魚がスレている釣り場や、食い渋ったときも効果的です。
●寄せっコ
●寄せっコ
集魚エキスを充填した魚型のカプセル。くびれをカットすると集魚成分が溶け出し、回遊してくる群れを足止めします。使うときは一番上のハリにセット。魚がスレている釣り場や、食い渋ったときも効果的です。
くわせるエサ
ワカサギ狙いにぴったりの人工エサ。ワカサギの食べやすいサイズや反応が良い色、好む成分を追求しました。エサ持ちが良いので、アタリを安心して待てます。エサ付けがしやすく、食いの良さも高レベルです。
●ハイパー紅雪 紅 ソフト
●ハイパー紅雪Ⅱ 紅ソフト
ワカサギ狙いにぴったりの人工エサ。ワカサギの食べやすいサイズや反応が良い色、好む成分を追求しました。エサ持ちが良いので、アタリを安心して待てます。エサ付けがしやすく、食いの良さも高レベルです。
ドーム船に乗るときは、指定の時刻までに乗り場へ集合。時間に余裕を持って出かけましょう。
ドーム船内で大声を出したり音を立てたりすると、周りのお客さんに迷惑がかかります。静かに釣りを楽しみましょう。
使い終わった仕掛け、飲食で出たゴミなどは所定の場所に捨てるか、持ち帰り、各自治体のルールを守って捨てましょう。