つれるエサづくり一筋、マルキユー株式会社
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MARUKYU エコレポート
自然の循環サイクルを意識したエサづくり

 マルキユーの配合エサに使用している原材料はさなぎ・オカラ・オキアミ・小麦など天然および食品素材100%ですので安心安全です。天然および食品素材100%の釣りエサは海に撒かれると多くは魚たちに食べられます。魚たちの食べ残したエサはエビ・カニ・タニシ・赤虫などの小動物が食べます。さらに、小動物が食べ残したエサや、生物の死骸、排泄物などの有機物を微生物や細菌などが、無機物である窒素やリン、カリウムなどの栄養塩に分解します。それら栄養塩は植物プランクトンや海藻の栄養となります。このようにマルキユーの釣りエサは自然の循環サイクルへスムーズに入っていきます。

分解菌とミネラル


 生エサよりも分解が速いマルキユーの配合エサ。さらに分解を速め、自然の循環サイクルに入りやすくすることを目指した結果が分解菌やミネラルの配合です。利用価値の高い細菌(有用細菌)の中から選ばれたマルキユー分解菌は釣りエサをスムーズに分解します。また、ミネラルは悪玉細菌の繁殖を防ぎ、有用細菌の繁殖を促す効果があります(図-1)。

「分解菌とミネラル」の働き

ワカサギ用カプセルの溶解


 続いて、ワカサギ専用の集魚カプセル「寄せっコ」の溶解実験をご紹介します。同製品はワカサギの好むエキスを濃縮したもので、カプセルは魚由来のゼラチンからできています。  これを福島県の桧原湖で採取した水に入れ、異なる温度に設定して溶解の進行を観察しました。すると水温によって大きな差が見られ、30℃に設定したものは1日経過すると溶けて消失。一方、水温を4℃に設定したものは溶解が遅く、完全に溶解するまで約4カ月かかる結果となりました(図-2)。  カプセルは自然界に残っても溶解が進みますが、使い終えたものはゴミとして持ち帰っていただければ、釣り場環境を守ることにつながります。マルキユーでは、カプセルの溶解をさらに早める研究を進めています。

さらなる進歩を


 もちろん、分解菌やミネラルの配合、カプセルの溶解だけが環境にやさしい釣りエサの終着地点ではありません。大学との共同研究や海洋調査、各種実験などを通して、さらなる環境にやさしい釣りエサの開発をおこなっています。

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