11釣り方のコツ 一方、落下中にアピールしながらへら鮒を呼び込んで落ち込みでアタらせるには、適度なバラケ性がエサに求められます。難しいのは、エサがバラけることでエサ持ちが悪くなるということ。こういった矛盾を解決してくれるのが「コウテン」です。「コウテン」はただまとまるだけのダンゴエサではなくバラケ性も十分に兼ね備えています。それでいて芯残りもするという万能選手。へら鮒を呼び込みながら落ち込みでアタらせる釣り方には最適のベースエサなのです。 さらに釣りやすさを求めるなら、ウキの選択も重要です。深いタナにエサを届けられる充分なオモリ負荷があるウキを使うことが大前提ですが、ナジませてから釣っていく場合は、ナジミ途中の動きを減らすためにもパイプトップ、逆に落ち込み狙いなら、落下中の動きを演出しやすいPCやグラスムクトップが適しています。特に魚の寄りがきつくエサが入りにくい状況ではグラスムクトップが有効です。サの傾向が見えてきます。そこで、これに見合ったエサブレンドが効果的になってきます。 エサをナジませてタナで確実に釣っていく場合、落下中にバラけすぎてしまうと、肝心のタナまでエサが充分に届きません。ですからしっかりとエサをタナまで届けることが求められます。なおかつ、ナジんだところでエサが適度にふくらみアピールと食わせやすさを演出しなければなりません。こんな場面で効果的なのが「GD(グルテンダンゴ)」です。グルテン繊維を含んでいるので、エサ全体のバラケ性を抑えながら、タナでふくらむという特徴は、まさにこういう場面でのチョーチン両ダンゴに威力を発揮してくれます。●オモリ実寸大0.25㎜厚板オモリ17㎜×33㎜「絡み止めスイッチシンカー」2・0g0.25㎜厚板オモリ17㎜×27㎜+「絡み止めスイッチシンカー」0・8g短竿長竿■仕掛け図ミチイト●1〜1.2号竿●8〜21尺ハリ●上下6〜8号ハリス●0.5〜0.6号上40〜55㎝、下50〜70㎝ ウキ●ボディー10〜16㎝ パイプトップ、PCムクトップ、グラスムクトップ+
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