19釣り方のコツ「GD」をパラパラと振りかけてエサを調整すること。特にタナより上で魚がはしゃぐようなときは、このちょっとした「GD」のスパイスが効果的です。 さらに適度な開きを維持したままエサを持たせるにはハリサイズの調整が有効です。7号、8号という大きなハリが必要な場面もありますので、大きめのハリの準備はしておきましょう。 また、この釣りではトップの太いパイプトップを使います。それは、重めのエサを支えることと、余計な動きを表現させないためです。細いトップではアタリのように大きく動いてしまう動きをあえて弱くするために太いパイプトップを使うのです。こうすることで、落下中の動きを抑制し、エサがタナにぶら下がってからの強いアタリに的を絞ります。すると、ペレ宙らしい〝ドカン〟と表現するようなアタリで釣っていくことができるのです。の基本線を守ることがこの釣りの生命線です。 釣れだしは時間が少し掛かるかもしれません。しかし、時間とともに地合ができて良型を揃えられます。ですから、周りが釣れだしていても焦る必要はありません。例会などでは、終わってみれば圧勝、たとえ枚数では劣ったとしても重量では勝てる。そういう釣りがペレ宙なのです。 タナまでしっかりエサを届けるのが重要になるペレ宙ですが、エサを必要以上に練って持たせるのはNGです。時間経過とともにエサが締まりやすいペレットエサをさらに練り込んでしまうと開きが足りなくなり、へら鮒を呼び込むことができません。そこで有効なのが上層での開きを抑える●オモリ実寸大0.25㎜厚板オモリ17㎜×22㎜〜17㎜×37㎜■仕掛け図ミチイト●0.8〜1号竿●13〜18尺ウキ●ボディー7〜10㎝ 太パイプトップハリ●上下6〜8号ハリス●0.5〜0.6号上25〜40㎝、下35〜50㎝ どうする? タナまでしっかりエサをナジませるのが基本のペレ宙釣り。重いエサを大きめに使いますが、魚が上がりやすいとき、上層のはしゃぎがきついときは、エサをナジませづらいことも。エサを練れば持たせられますが、この釣りの場合、練りすぎて開きが少ないエサではタナで強いアタリがでません。 そこでエサを調整するのではなくセッティングでの対応が求められます。エサの開きを維持したままエサを持たせるにはハリサイズを大きくする、もしくはハリスを短くします。●エサが持たないときこんなときどうなる?ペレ宙
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