ヘラエサパワーブック
7/36

7釣り方のコツでは意味がありませんので、ここで再びエサを練る必要があります。 このエサを練ること軟らかくすることはほぼ同時進行で行ないます。これがエサのタッチを合わせるコツ。そして、人間の手では分からないぐらいの微妙なタッチの変化でも状況が変わることもありますので、少しずつエサを変化させるのがポイントです。 エサを練って軟らかくして好転していたのに、次第にアタリが少なくなっていくこともあります。これは練ったエサを打つことで寄せ不足になっている証拠。こういう場合は、使っているエサに基エサを足して、エサの開き加えます。これで再びへら鮒の寄りがきつくなれば、エサを練っていきます。 エサを持たせる、食わせることはエサのタッチだけでなく、大きさも関わってきます。分かりやすくいえば、大きすぎるエサは食いにくいですし、小さすぎるエサではエサが持ちません。また、エサの大小が違えば水中のエサ量も違います。寄せたいときは大きなエサ、食わせたいときは小さいエサというのは理解できると思います。 エサの硬軟との関係でいえば、大きく硬いエサが一番寄せられますが一番食いづらいエサ、軟らかくて小さいエサが一番食いやすいですが、一番エサが持たないとなります。このエサの大小と硬軟を意識してみると、エサ合わせの方向性が探りやすくなるでしょう。状態のエサ)を使います。 基エサを打ち続けることで魚が寄りはじめ、サワリやアタリが増えてきます。このままで釣れてくるようなら問題ありませんが、次第にエサが持たなくなってくるはずです。押し練りや練り込みを加え、エサが持つように調整します。 エサが持つようになると、今度は、いいアタリがでて空振りが目立つようになります。この場合はエサを少しずつ軟らかくしていきます。へら鮒は軟らかいエサのほうが吸い込みやすい、違和感なく口に含んでくれるので空振りが減るのです。 ただ、エサを軟らかくすると今度はエサ持ちが悪くなります。食いやすいエサができたとしても、エサが持たないよう●オモリ実寸大0.25㎜厚板オモリ15㎜×17㎜〜17㎜×20㎜〜■仕掛け図ミチイト●0.8〜1号竿●7〜10尺ウキ●ボディー5〜7㎝ パイプトップハリ●上下5〜6号ハリス●0.4〜0.6号上20〜35㎝、下27〜45㎝

元のページ  ../index.html#7

このブックを見る