した両トロロの釣り。それがここ数年、再注目されています。エサの進化により両ダンゴが主流のなか、両トロロが釣果で凌駕するシーンがチラホラと目立ってきているのです。エサに少量の麩材を混ぜ込んだものを2本のハリに付けて釣る釣り方。そのメリットは、平日など沸き上がるほどの高活性時に、両ダンゴでは太刀過去に大ブームを起こ両トロロとは、トロロ打ちできない場面でもエサが持つこと。極めてやわらかいエサが打てること、ハリに繊維が残ることで空振りが少なくヒット率が高いことがあります。また、時合落ちしたときでも、エサの近くにへら鮒が漂っている場合、ダンゴには飛びつかなくてもトロロなら吸い込んでくれることもあります。そんな両トロロの釣りで一番ネックになっているのは、釣行前日にエサを仕込まなければならないことです。これはトロロと麩材がしっかりナジむまで時間を必要とするからです。釣れるかどうか分からない、使わない可能性もあるトロロエサを前日に仕込むのは抵抗があるでしょう。そこで「美緑」の登場です。トロロにすぐナジむように開発されたので、現場作りを可能としました。釣りをしながら、状況をみて必要な場面ですぐ作れるのです。これなら高価なトロロをムダにすることもありません。「美緑」の特徴は、強いネバリでトロロエサをまとめ、適度にバラけてくれることです。近年、地球温暖化の影響もあり、トロロ自体のネバリが少なくなっています。それだけトロロが開きやすくなっているのです。その現状を踏まえ、トロロをまとめる性能に優れているのが「美緑」なのです。両トロロの釣りを一度やってみると、その面白さにハマる釣り人も多くいます。ぜひ、一度チャレンジしてください。トロロエサに麩材を混ぜ込んだトロダンゴを両バリに付けて釣るのが両トロロの釣り。いま再注目されつつある。 3
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