●エサを大きく付ける狙いのタナまでエサが届かなければこの釣りは成立しません。ウキが沈没するぐらいしっかりとナジミ幅をだして釣ることを意識しましょう。もう少しエサを持たせたいなと思ったら単純にエサを大きく付けてみましょう。ハリに残るエサ量が増えれば、それだけナジミ幅も多くなります。●ハリスを詰めるウキが動きすぎる、カラツンやスレ、イトヅレが多いときは下ハリスを詰めてみましょう。スタートは40㎝ですので5㎝詰めて35㎝にしてみましょう。これでも釣りにくい場合は、魚の活性が高いと判断して「ヒゲトロ」セット、あるいは両ダンゴに釣り方を変更しましょう。また、ナジむ途中の動きはあるのにナジんでからウキが静かになる、動きはあるけどアタリがでないなど、深いタナがよくないと判断できるときは、すぐに浅ダナ釣りに変更してみましょう。●縦誘いを駆使するエサをしっかりナジませてそのままじっと待っていれば釣れるかと言えば、そう簡単ではありません。年々難しくなるへら鮒釣りにおいて、チョーチン釣りでは縦誘いを駆使する釣り方が一般的になっています。縦誘いを入れる効果は明確で、①しっかり持ったエサがタナ付近でバラけてへら鮒を厚く寄せる、②エサが動く、エサの落下を繰り返し演出できることでアピール力が増すとともにヒットチャンスも増える。この①②の効果は竿の操作が行えるチョーチン釣りならではの強みです。強固な時合構築にもつながりますので、積極的に縦誘いを行なってみましょう。●上手く釣れないときは……ウドンセットのチョーチン釣りをしていてあまりウキが動かない、サワリやアタリが少ないときは、チョーチン釣り自体がよくないと判断します。浅ダナ釣りや底釣りなど、違う釣り方に変更しましょう。26
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