34 ダンゴエサにしろバラケエサにしろ、その種類は数多くあります。それぞれに特徴があり、必要性があるからこそこれだけの数のエサが用意されています。しかし、すべてのエサの特徴を把握し、その日、その場で最適なエサを選択するのは至難のワザです。名手と呼ばれる人達でもそれは無理でしょう。では思いつくままに好きなエサをブレンドしたところで上手く釣れる保証はありません。何かしらの根拠に基づいてエサをブレンドしているのです。その根拠は名手であれば経験や感覚的なことも含まれます。それでは不親切と思うかもしれません。そんなときに役立つのがパソコンやスマホで利用できる「へらエサブレンド計算ツール」です。使い方は簡単で、エサの品名を選択して分量を打ち込むだけで計算してくれます。 計算できるエサは、麩エサだけでなくグルテンやマッシュにも対応しており、表示される水量は硬め、標準、やわらかめとあるので好みの仕上がりで作ることも可能です。また、エサ持ち、重さ、粒子のレーダーチャートも同時に見ることができるので、作ったブレンドの特性がひと目で分かる優れものです。たとえば、今回紹介している両ダンゴのブレンドの浅ダナとチョーチンの違いをみてみましょう。ブレンドでは、「浅ダナ一本」と「コウテン」が「バラケマッハ」と「ダンゴの底釣り夏」に変更されています。これを「へらエサブレンド計算ツール」のチャートで比較すると、エサ持ちが72から73とほんの少しアップしています。そして重さが27から36となり明らかにエサが重くなったことが分かります。粒子は40で同じ。つまり、浅ダナのブレンドに重さが追加され、それでタナまで持たせられるブレンドになっていることが理解できるでしょう。 このように、ブレンドを数値化できることでより理解を深めることができるのです。ぜひ、便利な「へらエサブレンド計算ツール」を活用してください。へらエサブレンド計算ツールはこちら→へらエサブレンド計算ツール活用してみよう!
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