製品のメンテナンスは、洗濯の仕方にポイントがあります。正しい方法で撥水性を長持ちさせ、 回復させることができます。撥水性は汚れや海水の付着、洗剤の残りに影響されます。 これらが生地に付着した状態では生地表面の撥水基を寝かせたままとなり、通常の撥水機能を低下させる原因になります。 また撥水基を寝かせたままにすると、透湿性にも影響します。生地表面の織り目をふさぎ、体から蒸発する蒸気の 逃げ場をふさいでしまうため、ウェア内で結露が起こります。以下の項目を心がけていただくことで より長持ちさせることが可能です。
<洗濯の注意点>
・洗濯表示のタグを確認しましょう。
・合成洗剤で洗濯しましょう(できれば撥水製品用の洗剤を使用)。ぬるま湯での手洗いがベストです。
・洗剤が生地表面に残ると撥水効果がでないので、標準の2倍ほどの量で十分に水洗いをし、軽く水を切るくらいで自然乾燥してください(脱水機の使用・手絞りは不可)。タンブラー(タンブル)乾燥は縮み、ロゴ剥がれの原因となりますのでお避けください。
<撥水リペア>
低温設定のアイロンを当て布などをして生地の表面に当てると、倒れてしまった撥水基が立ち、撥水がよみがえります (経年劣化、汚れ具合、加工の仕方など条件により差がありますのでご了承願います)。
※上記の方法で撥水が回復しない場合は、市販の撥水スプレーを使用してください。
<保管方法>
レインウェアの性質を長期間維持するには、正しい保管が大切です。 長期間にわたって保管する場合は、以下の点にご注意ください。
・ハンガーにかけて保管してください。
・直接日の当たらない場所で保管をお願いします。
・車など高温多湿になる場所での長期保管は避けてください。
・シーズン終了後、長期保管する際は清潔に保ってください。