魚がいれば、すぐに反応が得られるのだが、時刻は満潮。狙える穴が限られていて、思ったような反応は得られなかった。
潮が引き始めてから30分ほど経過した頃、遠くから大竹さんの叫び声が。「なんか釣れたぞー」と言って釣り上げたのは、岩そっくりな体色を放つムラソイ。その日のファーストフィッシュに、思わず笑みがこぼれた。
それから20分後、今度は石井さんが「よっしゃ」と、慣れたロッドワークで抜き上げたのがカサゴ。小ぶりではあったが、こちらも納得の表情。それぞれ「パワーイソメ」の威力を実感した。
その後、アタリが比較的多かったゴロタ場を集中的に探ることに。潮が動き、魚の活性が上向いてきたのか、2人とも釣れるペースが上がり、夕暮れまでにムラソイ、カサゴを主体に、続々とキャッチしていった。 |